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焼け具合 |
エンジンの状態 |
不調原因 |
対 策 |
正
常 |
ガイシ脚部はキツネ色又は灰白色をしており、電極の消耗もわずかである。 |
エンジンは始動、高速走行、低速走行いずれも快調。
※注
(無鉛ガソリン使用時の焼け具合)
無鉛ガソリン使用の場合、有鉛ガソリンに比べ、ガイシは白色、もしくは灰色になることが多いが、焼け具合としては正常である。 |
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く
す
ぶ
り |
ガイシ脚部および電極部が乾いたカーボンで、おおわれている。 |
エンジンの始動が悪くなり低速での回転が不安定で、ついにはエンジンストップを起こすようになり、加速も悪くなる。
※
プラグが原因するエンジントラブルの80%近くが「くすぶり」「湿り」によるものである。 |
(1)熱価の不適正
(2)長時間のアイドリングや低速運転
(3)混合気の過濃
(4)エアークリーナーの目詰まり
(5)チョークの乱用
(6)点火時期の遅れ |
(1)〜(2)は、一般低熱価のプラグの使用または、アイドリングの調整。
(3)以下は完全な調整の実施。 |
湿
り
・
か
ぶ
り |
ガイシ脚部や電極部はガソリンオイルで濡れていて黒光りをしている。 |
(1)ピストンリングやバルブガイドの磨耗などによるオイル上がり
(2)混合気の濃すぎ |
(1)新しいエンジンやオーバーホール直後のエンジンでは、ならし運転中オイルコントロールが正常になるまではプラグが濡れることがあるが、プラグを清掃して再び取り付けるだけでよい。これ以外の場合は根本的にはエンジンオーバーホールが必要。
(2)気化器の調整 |
過
熱
・
オ
|
バ
|
ヒ
|
ト |
ガイシ脚部は漂白されたように真っ白に焼け電極も焼けて白色あるいは“なす色”を呈している。電極の消耗も早い。 |
連続高速運転、長時間の登坂、多くの荷物を積載した時などエンジンの力がなくなり、スピードが出ないようになる。 |
(1)プラグ熱価の不適正
(2)低オクタン価ガソリンの使用
(3)点火時期の進みすぎ
(4)冷却の不十分
(5)混合気の薄すぎ |
(1)一段高熱価のプラグを使用
(2)高オクタン価ガソリンの使用
(3)点火時期の調整
(4)冷却系統の点検
(5)気化器の調整 |