ジェットスキー、マリンジェット
バッテリーの寿命とメンテナンス

ジェットスキーやボートのバッテリーは消耗が早いと感じたことはありませんか?車のように長持ちすると思っていたら、もう買い換え・・・。そうなんです。車よりもボートの方がバッテリーを酷使しているんです。でも、使い方、メンテナンスの仕方によってはバッテリーの寿命を飛躍的に延ばすことができるんです。


バッテリーQ&A

Q:なぜジェットスキーのバッテリーは寿命が短いように感じるの?

A:色々な要因はありますが、下記のような原因が殆どです。

1. 使用頻度が少ない。
3月〜9月や、7、8月の夏だけしか乗らないとか、シーズンしか乗らないお客様が多いんです。これはバッテリーの放置期間が長く、新たに充電されることも無いため、自然放電により、バッテリーの寿命を縮めています。

2. スターターを多用する。
エンジンの停止、始動を繰り返すと、当然バッテリーの負担になります。お客様別で多いのは、様々な人に貸したり、会社で使用する場合のような色々な人が乗る場合に多く発生します。つまり、ジェットもエンジン始動する場合にコツがあり、人により始動が異なるためにバッテリーの消費が多くなります。この場合は、遊ぶ前に始動のコツ等を教えておく必要もありかもしれません。また、エンジンが古くなりエンジンの始動性が悪い場合も、バッテリーの負担になります。

3. 走行時間が少ない。
ちょっと走ってすぐにビーチに帰ってくる。または、ウェイクボードのトーイングなどで、エンジンの停止と始動を頻繁に行う。(2、と同じ)

ジェットスキー用バッテリー

ユアサ独自の防爆構造・安全設計
水と衝撃に強く、寿命までバッテリー液補充不要。
長期間放置したあとでもスムーズな指導制を発揮
傾けても転倒してもバッテリー液が漏れがほとんどない

Q:自然放電は寿命を縮めるのですか?

A:置いておくだけでもバッテリーは放電しています。(自己放電)
 これは、バッテリーを最も痛めます。

バッテリーは、全く使用せず放置しておいても、自然に 電気エネルギーを失っていきます。これはバッテリー内の両極板に ゆるやかな化学反応(放電作用)が起きるためです。この現象を 自己放電と言います。このまま 放電状態で放置しておくと、極板のサルフェーション現象を招き、 バッテリー劣化(充電不能)を起こします。

※サルフェーション現象(極板に硫酸鉛の結晶が付着し、極板が化学反応しなくなる現象で、バッテリー液を補充しても元の状態に回復しません)

Q:バッテリーの寿命を延ばす方法はありますか?

A:使い方やメンテナンスにより寿命を伸ばすことができます。

1. 使用後はバッテリーを充電する。
長期間使用しない場合やシーズン終了時にでも満充電しておくと、自然放電しても、バッテリーが回復しやすい。この場合、過充電しないように注意しましょう。過充電もバッテリーの寿命を縮めます。

2. 使用しない時はバッテリーターミナルを外す。
2日以上放置するような場合は、バッテリーターミナルを外しましょう。ターミナルを繋げておくと、放電量が増加し、バッテリーの消耗を早めます。

3. セルの多用を減らす。
エンジンが始動しないためにセルモーターを何度もむやみに回しつづけたり、何度もエンジンの始動、停止をすることは止めましょう。



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